<新型コロナワクチンに関する緊急のお知らせ>
ファイザー社のワクチンの納入数が未定のため、6月5日(月)以降のワクチン接種の回数は、6月30日まで、原則、週2日(火曜日と金曜日)、各7人までとなります。
京都市からのアップデートがあり次第、情報を更新します。
藤田医科大学から、コロナワクチンは接種後3ヵ月で、抗体価が4分の1になる可能性が示されました。性別や年齢別でも傾向は同様ですが、抗体価に違いがあります。(藤田医科大学https://www.fujita-hu.ac.jp/news/ j93sdv000000b3zd.html)
なお、決して、有効性が4分の1になったわけでありません。
抗体価がどの程度あるか、心配な方は、抗体検査をすることをお勧めします。
mRNAワクチンのアレルギー
8月22日(日)
JAMA Intern Med Jul 26 によると、ファイザー社やモデルナ社によるmRNAワクチンのアレルギー発症率は約2%と報告されています。
初回接種時のアレルギー反応は、顔面紅斑、紅斑で、その他、めまい、立ちくらみ、ヒリヒリ感、喉の圧迫感、じんま疹、喘息でした。
2回目の接種では、アレルギー反応が起きた症例でも、概ねアレルギー反応は起こさず、また、抗ヒスタミン薬を内服することで、消失することが示されました。
<当院での新型コロナワクチン接種後の副反応>10月6日(水)アップデート
ファイザー社製による主な症状
1)接種部位の疼痛・熱感・硬結
2)血圧上昇
3)0.5~1.0℃程度の体温上昇
4)目のまわりの痒み
5)腋窩リンパ節・鎖骨部位の痛み
6)手指などの関節痛
7)注射部位とは異なる部位(主に下部)の腫脹・発疹(注射部位と同側)
8)出血斑(注射した腕の前腕と指)
9)じんま疹・皮疹・痒み
10)喘息発作
11)顔面の紅斑と発疹
12)胸痛
13)モデルナアーム様の腫脹・熱感
通常、1回目より2回目の接種で反応が強くなります。
予防もできますので、接種時に医師にご相談ください。
現時点でアナフィラキシーショックはありません。
<新型コロナ感染者のワクチン接種>6月6日(日) → 9月1日(水)アップデート
ワクチン接種の抗スパイクIgG抗体力価は、既感染者では1回接種、未感染者で2回接種で、抗体価に有意差はないようです。また、感染後、どの時期に打つべきかはまだ明らかではありませんが、感染後、3ヵ月以上経ってから接種した方がブースター反応が高い可能性があります。
既感染者は1回接種でよい可能性が高いですが、今後、どのようにすべきか、まだ行政からの指示はありません。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2103825?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed
その後、デルタ株や、新しい日本で発見されたデルタ株(アルファ株に近い変異も有する)の出現など、感染力が増しているため、新型コロナ感染後、3ヵ月以上経っている人でも、当院では、ワクチン接種は2回接種を薦めています。どの時期に接種すべきかは、S抗体価を調べることである程度わかります(自費検査)。
新型コロナのワクチン接種の様子です。接種そのものは数秒で終わります。当日の痛みはほとんどありません。インフルエンザワクチンよりも痛くないという人がほとんどです。血をさらさらにする薬を飲んでいる人は2分間の圧迫が必要です。ワクチンの特性上、接種後数時間してから痛みや熱感が出現しますが、1~2日で軽快します。アレルギーが強い方は、事前にご相談ください。
情報が入り次第、順次アップデートします。
<12歳~18歳のワクチン接種>2月13日(日)
アメリカからの報告によると、mRNAワクチン接種により、12歳から18歳の入院リスクが低減することが報告されています。全体の有効率は94%であり、ICU入室に対する有効率は98%、生命維持に関する有効率も98%と高いものでした。
1222例が解析されましたが、ICUに入室した症例は接種群で2例、非接種群で127例で有り、死亡した7例は全例非接種群でした。
反対意見もあるかもしれませんが、基礎疾患を有する場合は、検討の余地があります。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2117995?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed
<コロナワクチンのオミクロン株への効果:ファイザー社>
ファイザー社から、現在のワクチンのオミクロン株への効果が発表されました。
2回摂取のみでは、オミクロン株への中和抗体の効果は約41分の1になるとされています。一方、3回目の接種で、その効果は25倍高められるとのことでした。
したがって、適切な時期に3回目の接種が求められます。
https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-and-biontech-provide-update-omicron-variant
https://secureservercdn.net/50.62.198.70/1mx.c5c.myftpupload.com/wp-content/uploads/2021/12/MEDRXIV-2021-267417v2-Sigal.pdf
<コロナワクチンのオミクロン株への効果:ファイザー社>
ファイザー社から、現在のワクチンのオミクロン株への効果が発表されました。
2回摂取のみでは、オミクロン株への中和抗体の効果は約41分の1になるとされています。一方、3回目の接種で、その効果は25倍高められるとのことでした。
したがって、適切な時期に3回目の接種が求められます。
https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-and-biontech-provide-update-omicron-variant
https://secureservercdn.net/50.62.198.70/1mx.c5c.myftpupload.com/wp-content/uploads/2021/12/MEDRXIV-2021-267417v2-Sigal.pdf
<75歳以上高齢者の新型コロナワクチン接種と心血管イベントリスク>
高齢者では、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管イベントリスクが高くなりますが、さらに、新型コロナワクチンの接種によって、そのリスクが上昇するのかは明らかではありませんでした。今回、そのリスクは高くならないことが報告されています。
データは、フランスの国民健康データシステムを利用し、390万人から解析されました。急性心筋梗塞、出血性脳卒中、虚血性脳卒中、肺塞栓症が、2回のワクチン接種によって増加したかどうかをけんとうしましたが、いずれもリスクの上昇はなかったとのことでした。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2786667
<ファイザー社製ワクチンの3回目接種の効果と副反応>
3回目の接種を受けると、受けない場合に比べ5.4倍、新型コロナへの感染が低くなる可能性が示されました。
60歳以上で、5ヵ月以上前にワクチンを2回接種した人で、3回目の接種をおこなった113万人以上の人を対象に解析されています。3回目の接種後すぐの4~6位血目に比べ、12日以上経過した人では、感染率が5倍以上低くなり、ブースター効果が得られたとのことでした。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2114255?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed
一方、副反応は、3回目の接種で最も多かったのはリンパ節腫脹(5.2%)で、最初の2回の0.4%より高くなっていました。その他、悪心、注射部位の痛み、痛み、腰痛、首の痛み、頭痛、不安感、接触性皮膚炎がいずれも0.7%認められました。
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-authorizes-booster-dose-pfizer-biontech-covid-19-vaccine-certain-populations
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/booster-shot.html
<ワクチンの予防効果の持続期間>
ブレークスルー感染が報告されていますが、アメリカからの報告では、2日目の接種後6~8ヵ月で、予防効果が低下してくるとのことです。
90%以上の有効率が、時間の経過とともに65%程度に低下するとのことで、2回目接種後にどの程度抗体価が上昇しているかが重要なポイントとなりそうです。
なお、新型コロナワクチンは、デルタ株の出現以前に作られたワクチンであるため、デルタ株の出現によりワクチン効果がやや劣ったことと、アメリカではマスクの解除も重なって、感染率が上昇し、見かけの予防効果が低下しているとの考察も報告されています。
感染対策は引き続き大切なようです。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2112981?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed
<COVID-19既感染とワクチン接種後の抗体価>
デルタ株以前の感染結果と新型コロナワクチン効果の関係ですが、報告がありました。論文によると、新型コロナに感染していても、必ずしも新型コロナワクチンによる中和抗体の上昇は十分になるとは限らないようで、個人差があるようです。
https://www.nature.com/articles/s41598-021-96879-3
しかし、最近のCOVID-19感染者で、新型コロナワクチンを打たれた方は、半年以内であれば通常よりも高い抗体価が得られている方が多く見受けられます。一方、1年近く経ってしまった既感染者は、既感染者とほぼ変わらない抗体価の上昇です。これが、副反応に大きく関与している可能性もあると考えています。
<ブレークスルー感染>
NEJM 2021 July 28およびMedical Tribuneから、医療従事者でブレークスルー感染が2.6%発症していることが報告されています。いずれも、通話後退が低かった症例です
<新型コロナワクチンの子どもと妊婦さんの安全性>
12歳以上では、新型コロナワクチンのワクチン接種は推奨されています。
症状は一般的には軽症ですが、まれに川崎病に類似した小児多系統炎症性症候群や肺疾患が発症し重症化します。
https://pediatrics.aappublications.org/content/147/6/e2021050531.long
妊婦さんに関しては、妊娠初期を含め、ワクチンは妊婦さんと胎児の双方を守るため、とくに基礎疾患のある妊婦さんは接種が勧められます。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210617_COVID19.pdf
CareNet社からわかりやすい副作用に関するスライドが出ています。
共有しますのでご覧ください。
ワクチン接種時に副作用が気になる方は、ご相談ください。
ファイザー社などのRNAワクチンは、2回目の接種後1週間、1回目の接種から28日目以降で、ウイル氏に対する抗体は急激に上昇し、その後、少なくとも半年間は持続することがわかっています。
実際に抗体(IgG抗体)が産生されているか知りたい方は、2回目の接種後1週間以上経ってから検査されることをお勧めします。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmc2103916
なお、既感染者のワクチン接種に関しては推奨されていますが、1回の接種でいいとの、査読を受けていない論文が公表されています。ただし、感染してすぐのワクチン接種はお勧めできませんが、いつすべきかは明らかではありません。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213260021001582?via%3Dihub
<血栓症について>
1)アストラゼネカ社
ワクチン接種と5~16日で、脳血栓症などの副作用が発現。
ヘパリン起因性血小板減少症(血を固まりにくくするヘパリンを投与した結果、血小板が減る一方、逆に血栓ができて血管が詰まる病気)に似た、血小板数の減少と血小板の活性化が認められている。
DOI: 10.1056/NEJMoa2104840
DOI: 10.1056/NEJMoa2104882
2)ジョンソン・エンド・ジョンソン社
700万回のワクチン接種後に、12例の血小板減少を伴う脳静脈洞血栓症が報告された。
アストラゼネカ社と同様に、自己免疫性ヘパリン起因性血小板減少症(autoimmune heparin-induced thrombocytopenia:HIT)と同様のメカニズムと考えられている。
118~60歳の、全員白人の女性で、ワクチン接種後6~15日目に頭痛が出現している。
1)2)とも、アデノウイルスベクターを用いたワクチンで生じている。
適切な治療を行えば、救命率は高い。
なお、ロシアのSputnik Vと中国のConvidiceaもヒトアデノウイルスベクターを使っている。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33929487/
有効性
<ファイザー製>
1回の接種で90%有効
55歳以下95.6%、56歳以上93.7%
65歳以上94.7%、75歳以上不明
12~15歳(2回接種)100%有効
16歳以上 (2回接種)95%
2回目の接種後6ヵ月の有効率91.3%
南アフリカ株にも有効100%
<モデルナ製>
65歳未満86.4%、65歳以上86.4%
75歳以上不明
94.1%の有効性も報告(2回接種)
<アストラゼネカ製>
18歳以上の有効性90%
65歳以上の有効性85%
重症・致死的な疾患・入院予防の有効性100%
イギリス型変異株への有効率70.4%
南アフリカ変異株への有効性なし
<ジョンソン・エンド・ジョンソン製>
1回の接種で、8日までの結合抗体90%、中和抗体25%、57日までに100%認められた
安全性
<ファイザー製>
【日本人】1回目/2回目
筋肉痛:2.15%/3.31%
悪寒:1.88%/10.40%
関節痛:1.42%/10.11%
ワクチン接種部位運動障害:
1.28%/0.55%
悪心:1.21%/3.72%
下痢:1.04%/1.64%
四肢不快感:1.01%/0.50%
口腔咽頭痛:0.87%/1.25%
傾眠:0.83%/0.56%
疼痛:0.70%/0.95%
浮動性めまい:0.69%/1.12%
ワクチン接種部位疼痛:0.63%/-
感覚鈍麻:0.62%/0.57%
頭痛:0.51%/0.85%
咳嗽:0.50%/0.91%
背部痛:0.44%/2.15%
発疹:0.40%/-
筋骨格硬直:0.39%/0.59%
腹痛:0.38%/0.69%
異常感:0.38%/0.38%
ワクチン接種部位内出血:0.38%/-
四肢痛:0.35%/0.48%
熱感:0.31%/-
口腔咽頭不快感:0.31%/-
そう痒症:0.30%/-
筋力低下:0.28%/-
発熱:0.24%/1.85%
腹部不快感:0.23%0.50%
じんま疹:0.23%/0.33%
腋窩痛:-/1.22%
食欲減退:-/0.85%
リンパ節症:-/0.71%
嘔吐:-/0.60%
リンパ節痛:-/0.40%
倦怠感:-/0.40%
頚部痛:-/0.39%
過去の報告
37.5℃以上の発熱1回目10%・2回目16%
1回目の37.5度以上の発熱:3.3%
2回目の37.5度以上の発熱:35.6%
接種開始時期
5月11日から開始
医療従事者と65歳以上高齢者優先
ただし、ワクチンの納入状況によってはそれ以外の方も可能。お問い合わせください。
1)ファイザー社
イスラエルでは高いユウコ率を示しており、感染予防に対して92%、症候性に対して94%、重症化に対して92%の効果が認められています。年齢を問わず有効でした。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2101765
2回接種が基本ですが、1回の接種でも、21日後の時点で90%の有効率が得られると報告されました。接種後14日目までは有効率はほぼゼロとのことです。
また、接種してから8日目までは安心して感染対策を怠ると却って感染リスクが高くなる可能性が報告されています。
https://consumer.healthday.com/b-2-3-pfizer-vaccine-90-effective-after-three-weeks-early-study-shows-2650280984.html
12歳~15歳で治験が行われ、100%の有効性と協力は抗体反応が示されたとプレスリリースがありました。https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-biontech-announce-positive-topline-results-pivotal
<新型コロナ感染の既往者に関して>
mRNAワクチンでは、1回の接種でも、抗体価が新型コロナにかかったことがない人に比べて高いことが示されました。
場合によっては単回投与でもいいかもしれません。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2777171
<アストラゼネカ社>
18歳以上で90%の有効性。1回目の接種でも62%の有効性が報告されている。アメリカにおける最近の治験の結果は、65歳以上でも有効性は85%で、入院予防は100%という結果になっている。
南アフリカ変異株B.1.351変異型には、アストラゼネカ製のAZD1222ワクチンは効果がないことが報告されました。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2102214?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed
<ジョンソン・エンド・ジョンソン製>
Janssen Pharmaceuticalsが開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規ワクチン「Ad26.COV2.S」は単回投与での効果が期待されています。今回のPhaseIIの治験では、接種後8日までに結合抗体が100%、中和抗体が25%、そして57日目までにそれぞれ100%検出されました。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2777598
<日本における副作用>
主な症状と発症率は以下のとおり(1回目/2回目)
発熱(37.5℃):3.3%/35.6%
発熱(38℃):0.9%/19.1%
接種部位反応:92.9%/93.0%
発赤:13.9%/16.0%
疼痛:92.3%/91.9%
腫脹:12.5%/16.9%
硬結:10.6%/9.9%
熱感:12.8%/16.6%
かゆみ:7.9%/10.4%
倦怠感:23.2%/67.3%
頭痛:21.2%/49.0%
:第54回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、第14回薬事食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会合同開催
<高齢者と若年者のアナフィラキシー症状の違い>
アナフィラキシーの発生頻度はファイザー社で100万回に5回程度、モデルナ社で100万回に2.8回
(日本では100万回に72件)
年齢の中央値は40歳で、90%が女性。
65歳以上の高齢者の主な症状は、意識消失、じんま疹と血管性浮腫
若年者は、めまいと頻脈、じんま疹と血管性浮腫、呼吸器症状
アナフィラキシーリスクの補因子となる薬剤(ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、β遮断薬、アセチルコリン、プロトンポンプ阻害薬など)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/all.14838
<接種要注意者>
1. 抗凝固療法を受けている者、血小板減少症又は凝固障害を有する者
(2分間の圧迫が必要)
2. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
3. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
4. 予防接種で接種後 2 日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う 症状を呈したことがある者
5. 過去に痙攣の既往のある者
6. 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
(日本アレルギー学会)
<アナフィラキシーをきたす可能性がある成分>
PEG(ポリエチレングリコール)
ポリソルベート
(日本アレルギー学会)
<ワクチン接種によりアナフィラキシーの発症リスクが変わらない疾患>
a) 喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎
(b) ワクチンや医薬品(注射)以外の特定の物質[食品、ペット、ハチ毒、環境(ハウスダ スト、ダニ、カビ、花粉など)、ラテックスなど]に対するアレルギー
(日本アレルギー学会)
<安全な筋注部位>
1)肩峰から下ろした垂線と前腋窩線の頂点・後腋窩線の頂点を結ぶ線の2つの線が交わる点」を推奨され2)従来からの接種部位(肩峰から3横指下)も選択肢の1つ
https://www.youtube.com/watch?v=tA96CA6fJv8
(1)ファイザー「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)」
商品名:コミナティ筋注
<解凍方法>
冷蔵庫(2~8℃)で解凍する場合は、解凍と希釈を5日以内に行う
室温で解凍する場合は、2時間以内に行う
<希釈方法>
バイアルに生理食塩液1.8mLを加え、ゆっくりと転倒混和する。振り混ぜない
1回0.3mLを使用
希釈後の液は2~30℃で保存し、希釈後6時間以内に使用
<薬剤接種>
三角筋に筋肉内接種
<成分>
下記成分のアレルギーの既往がある場合は注意
トジナメラン(有効成分)
[(4-ヒドロキシブチル)アザンジイル]ビス(ヘキサン-6,1-ジイル)ビス(2-ヘキシルデカン酸エステル)
2-[(ポリエチレングリコール)-2000]-N,N-ジテトラデシルアセトアミド
1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン
コレステロール
精製白糖
塩化ナトリウム
塩化カリウム
リン酸水素ナトリウム二水和物
リン酸二水素カリウム