内科の話題 · 2020/03/26 新型コロナ予防にオノンが有効 tagPlaceholderカテゴリ: コメントをお書きください コメント: 8 #1 大田貞子 (火曜日, 07 4月 2020 15:33) 先生のブログに「新型コロナ予防にオノンが有効」とあり、「続きを読む」をクリックしますと「コメントをお書きください」のページになってしまいます。もう少し詳しいことが知りたいので続きを読みたいのですがどうすればよいのですか。 #2 御所南はらしまクリニックより (火曜日, 07 4月 2020 18:00) 大田貞子さま お問い合わせいただきありがとうございます。「内科の話題」をクリックすると文章が見られるようです。ネット会社のシステム上わかりにくくすみません。 オノン(プランルカスト)ですが、他の薬剤と同様に明らかなエビデンスがあるわけではありません。過去の研究の成果と論文的考察、特許取得により効果が推測されています。もともと鼻炎で使う薬で副作用も少なく、比較的安価な薬剤です。鼻炎症状のある方は、季節柄、プランルカストを選択してもよいと考えています。 #3 大田貞子 (金曜日, 10 4月 2020 16:32) 原島先生:早速のご返事有難うございます。ご指示通り「内科の話題」をクリックすると文章が3行と特許文らしいhttpsが出てきて、次に「続きを読む」がありますのでそれをクリックしますと「コメントをお書きください」となります。私が知りたいのは、新型コロナウイルスに対してどのような理由で効果があると推測されるのかです。つまり推測される理由です。エビデンスはなくても構いません。私は新型コロナがとても怖いのでオノンを飲んでみようかと思っていますが、推測でもよいので何か根拠があればと思います。原島先生の推論を聞かせて頂ければ有難いと思います。エビデンスが無くても試してみたい人が沢山いるでしょうし、世界の救いとなるでしょう。因みに私は鼻炎症状はありません。 #4 御所南はらしまクリニック (土曜日, 11 4月 2020 22:27) 難しくなりますが、オノンは、ロイコトリエン拮抗薬としての一般的な作用だけでなく、転写因子であるNF-kBの活性抑制を介して、コロナウイルスの複製・増殖を部分的に抑制できること、炎症性サイトカインの産生低下を介してサイトカインストームを抑制し、肺炎や脳炎などの重症化を予防する可能性があります。厚労省や内閣府、自民党には伝えていますが、動きはありません。 #5 大田貞子 (水曜日, 15 4月 2020 10:37) 原島先生:オノンが新型コロナに有効であると推測される理由について、4/11に先生からご返事を頂きました。お礼のコメントを直ちに送信したつもりでしたが、送信されていませんでした。改めて御礼申し上げます。その後、私は先生の情報を少し勉強しました。オノンが効果があると推論できる理由について大変難しいですが凡そは分かりました。しかし一方大変心配が出てきました。オノンは、白血球が毛細血管を通過することを抑制し、結果としてサイトカインストームを抑制することは分かりましたが、そうすると、白血球(免疫)が毛細血管を通過してウイルスに侵された組織細胞に到達しウイルスを攻撃することもできなくなりはしないか、という疑問です。ウイルスは免疫即ち白血球が組織細胞に来ないので増殖し放題となってしまうのではないか。つまりオノンは免疫の過剰反応(サイトカインストーム)は抑制できたとしても、免疫機能を抑制してしまうので、免疫によってウイルスを退治することもできなくなるのではないか、という心配です。これに対する先生のご見解を頂ければ幸いです。 ところで、感染の危険にさらされておられる先生ご自身は、オノンを服用されていらっしゃいますか。 #6 御所南はらしまクリニック (水曜日, 15 4月 2020 21:49) ご連絡ありがとうございます。適度に制御できるところがポイントです。増殖も転移も起こらなければ、そこで細胞は寿命を迎えアポトーシスをきたします。なお、私自身は、たまたま鼻炎があり、この時期は内服しています。 なお、紙面の関係上、ここでのお話しは一旦終了とさせてください。お電話していただければもう少し詳しくお答えします。 #7 大田貞子 (木曜日, 16 4月 2020 15:26) 原島先生:ご返事ありがとうございます。オノンの新型コロナウイルスに対する効果について私の疑問・心配に非常に的確にこたえて頂きました。更にお聞きすることはありません。私も安心して飲んでみます。 先生は医療者として最前線にいらっしゃるので御身大切にご活躍されることをお祈り申し上げます。 #8 御所南はらしまクリニック (木曜日, 16 4月 2020 22:25) 大田様 ご丁寧なメールをいただきありがとうございます。応援したくださり、重ねて感謝申し上げます。 京都でも積極的な検査は実施せず、確定診断のためにPCR検査は行われています。したがって、疑い例でもクリニックを受診されており、軽症の間に確実に感染が周囲に広がっています。検査をしないのは、国のポリシーの問題と、ある全国ネットのテレビで感染症の教授がはっきり宣言されていました。疫学は国の方針に合いません。 エビデンスがない中、私自身も可能性にかけ、日々新型コロナと向き合い、患者さんが軽症のうちに何事もなく治癒されるよう治療を選択しています。 大田様も、このような厳しい状況ですが、元気でいることをお祈りしています。
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大田貞子 (火曜日, 07 4月 2020 15:33)
先生のブログに「新型コロナ予防にオノンが有効」とあり、「続きを読む」をクリックしますと「コメントをお書きください」のページになってしまいます。もう少し詳しいことが知りたいので続きを読みたいのですがどうすればよいのですか。
御所南はらしまクリニックより (火曜日, 07 4月 2020 18:00)
大田貞子さま
お問い合わせいただきありがとうございます。「内科の話題」をクリックすると文章が見られるようです。ネット会社のシステム上わかりにくくすみません。
オノン(プランルカスト)ですが、他の薬剤と同様に明らかなエビデンスがあるわけではありません。過去の研究の成果と論文的考察、特許取得により効果が推測されています。もともと鼻炎で使う薬で副作用も少なく、比較的安価な薬剤です。鼻炎症状のある方は、季節柄、プランルカストを選択してもよいと考えています。
大田貞子 (金曜日, 10 4月 2020 16:32)
原島先生:早速のご返事有難うございます。ご指示通り「内科の話題」をクリックすると文章が3行と特許文らしいhttpsが出てきて、次に「続きを読む」がありますのでそれをクリックしますと「コメントをお書きください」となります。私が知りたいのは、新型コロナウイルスに対してどのような理由で効果があると推測されるのかです。つまり推測される理由です。エビデンスはなくても構いません。私は新型コロナがとても怖いのでオノンを飲んでみようかと思っていますが、推測でもよいので何か根拠があればと思います。原島先生の推論を聞かせて頂ければ有難いと思います。エビデンスが無くても試してみたい人が沢山いるでしょうし、世界の救いとなるでしょう。因みに私は鼻炎症状はありません。
御所南はらしまクリニック (土曜日, 11 4月 2020 22:27)
難しくなりますが、オノンは、ロイコトリエン拮抗薬としての一般的な作用だけでなく、転写因子であるNF-kBの活性抑制を介して、コロナウイルスの複製・増殖を部分的に抑制できること、炎症性サイトカインの産生低下を介してサイトカインストームを抑制し、肺炎や脳炎などの重症化を予防する可能性があります。厚労省や内閣府、自民党には伝えていますが、動きはありません。
大田貞子 (水曜日, 15 4月 2020 10:37)
原島先生:オノンが新型コロナに有効であると推測される理由について、4/11に先生からご返事を頂きました。お礼のコメントを直ちに送信したつもりでしたが、送信されていませんでした。改めて御礼申し上げます。その後、私は先生の情報を少し勉強しました。オノンが効果があると推論できる理由について大変難しいですが凡そは分かりました。しかし一方大変心配が出てきました。オノンは、白血球が毛細血管を通過することを抑制し、結果としてサイトカインストームを抑制することは分かりましたが、そうすると、白血球(免疫)が毛細血管を通過してウイルスに侵された組織細胞に到達しウイルスを攻撃することもできなくなりはしないか、という疑問です。ウイルスは免疫即ち白血球が組織細胞に来ないので増殖し放題となってしまうのではないか。つまりオノンは免疫の過剰反応(サイトカインストーム)は抑制できたとしても、免疫機能を抑制してしまうので、免疫によってウイルスを退治することもできなくなるのではないか、という心配です。これに対する先生のご見解を頂ければ幸いです。
ところで、感染の危険にさらされておられる先生ご自身は、オノンを服用されていらっしゃいますか。
御所南はらしまクリニック (水曜日, 15 4月 2020 21:49)
ご連絡ありがとうございます。適度に制御できるところがポイントです。増殖も転移も起こらなければ、そこで細胞は寿命を迎えアポトーシスをきたします。なお、私自身は、たまたま鼻炎があり、この時期は内服しています。
なお、紙面の関係上、ここでのお話しは一旦終了とさせてください。お電話していただければもう少し詳しくお答えします。
大田貞子 (木曜日, 16 4月 2020 15:26)
原島先生:ご返事ありがとうございます。オノンの新型コロナウイルスに対する効果について私の疑問・心配に非常に的確にこたえて頂きました。更にお聞きすることはありません。私も安心して飲んでみます。
先生は医療者として最前線にいらっしゃるので御身大切にご活躍されることをお祈り申し上げます。
御所南はらしまクリニック (木曜日, 16 4月 2020 22:25)
大田様
ご丁寧なメールをいただきありがとうございます。応援したくださり、重ねて感謝申し上げます。
京都でも積極的な検査は実施せず、確定診断のためにPCR検査は行われています。したがって、疑い例でもクリニックを受診されており、軽症の間に確実に感染が周囲に広がっています。検査をしないのは、国のポリシーの問題と、ある全国ネットのテレビで感染症の教授がはっきり宣言されていました。疫学は国の方針に合いません。
エビデンスがない中、私自身も可能性にかけ、日々新型コロナと向き合い、患者さんが軽症のうちに何事もなく治癒されるよう治療を選択しています。
大田様も、このような厳しい状況ですが、元気でいることをお祈りしています。