総合内科

INTERNAL-MEDICINE

内科診療について

総合内科専門医として、内科疾患を全般的に診察します。
また、生活習慣病、肥満、さまざまな原因の糖尿病を、専門医としての知識と技術で治療します。
さらに、健康診断、予防接種・ワクチン、血液検査による癌スクリーニング、動脈硬化、認知症、将来の疾病発症予測診断などの自費診療、フットケアも実施しています。
とくに糖尿病に関しては当院院長の専門分野の一つであり、一般の方だけではなく、妊婦さんやご高齢の方、インスリンポンプが必要な方などの糖尿病に関しても、適切で最新の治療を行うことができます。

糖尿病

糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。
インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や脳血管障害、失明、腎臓病、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。最近では、認知症やうつ病、癌とも関係があるといわれています。
また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡(こんすい)などをおこすことがあります(糖尿病の急性合併症)。
初期段階では自覚症状もあまりないため、定期的な健診で早期発見・早期治療を行うことが大切です。

感染症

ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。
感染症には、インフルエンザのように人から人にうつる感染症のほかに、破傷風や日本脳炎のように人から人にはうつらず、傷口から、あるいは動物や昆虫から感染する感染症も含まれています。感染して発病する場合もあれば、ほとんど症状が出ずに終わってしまう場合もあります。
また、一度症状が出るとなかなか治りにくく、ときには死に至るような感染症もあります。
感染症により危険性もさまざまですが、感染症にならないための予防と、感染症にかかった際には適切な処置を行うことが大切です。
最近では、新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症が流行しやすくなっており、以前にも増して適切な診断と治療が重要となっています。
当院では発熱外来を設置し、できるだけ多くの患者様を診察できるようにしています。

予防について

手洗い・うがいだけではなく、予防接種・ワクチンを受けることで感染症の予防を行うことができます。
予防接種・ワクチンには、法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。
予防接種・ワクチンをすることにより、あらかじめウイルスや細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくくするのです。
まれに熱や発しんなどの副反応がみられますが、実際に感染症にかかるよりも症状が軽いことや、まわりの人にうつすことがない、という利点があります。
当院でもご予約の上で予防接種・ワクチンを受けていただくことができますので、リンクから詳しくご覧ください。
副作用が懸念される方は、遠慮なく事前にご相談ください(受診が必要になる場合があります)。

よくある感染症

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)

人に感染する「コロナウイルス」として新たに見つかった「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」による感染症です。この感染症を「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」と言います。

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。風邪に比べて症状が重く、乳幼児や高齢者では重症化することもあります。

ノロウィルス感染症

ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。長期免疫が成立しないため何度もかかります。主に冬場に多発し、11月頃から流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生します。

RSウィルス感染症

RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。9月頃から流行し、初春まで続くとされてきましたが、近年では夏季から流行が始まるようになってきています。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、6月から初夏にかけて流行し、乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症です。主に「コクサッキーウイルスA群」が原因で、ウイルスの型がいくつかあるので、何度もかかってしまうことも珍しくありません。まれに大人も発症します。

手足口病

手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占めます。

ロタウィルス感染症

ロタウイルス感染症は、乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、2〜3月にかけて最も多く発生します。他のウイルス性胃腸炎に比べて下痢や嘔吐の症状が激しいことが多い感染症です。

アデノウィルス感染症

アデノウイルス感染症は、アデノウイルスというウイルスに感染することで発症する感染症です。いわゆる「かぜ」の一種で、乳幼児の急性気道感染症(かぜ症候群)の10%前後の原因になっています。

おかしいな?と思ったら受診してください

当院では糖尿病や感染症だけではなく、小児科疾患から内科疾患まで幅広い診療を行っていますので、少しでも
「いつもと調子が違う」
「なんだか体調が悪い」
と感じた際には、早めに受診するようにしてください。
どんな疾患も、早期発見・早期治療ができれば、早く治しやすくなります。
「こんなことで診てもらってもいいのかな?」
と、受診を控える方もいらっしゃいますが、遠慮なくご相談ください。
当院は気兼ねなく受診できる、何でも相談が可能なクリニックです。