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高血圧治療と認知症・認知機能障害との関係

これまで、降圧効果による認知症発症予防効果との関係は必ずしも明らかではありませんでした。今回JAMAからの報告では、これまで報告された14の無作為化試験の結果をランダム効果モデルと用いて解析し、その関係を明らかにしました。

認知症に関連した12の試験(92135例)の解析では、平均追跡期間4.1年において、認知症または認知機能障害の発症は、絶対リスクで0.39%有意に低い結果でした。

一方、降圧治療によって認知症テストのスコアは改善しませんでした。

絶対リスクは高くはありませんでしたが、人口が100万人の場合は、0.39%の低下でも大きな数になることは明らかで、しっかりとした高血圧の治療が望まれます。

https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2766163