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高脂肪食を食べた後は注意力が散漫になる

高脂肪食摂取に伴う内毒素の増加は認知機能の低下と関係していることは明らかでしたが、慢性的な影響ではなく、摂取した直後の影響は明らかではありませんでした。

今回の研究では、51人の女性(平均年齢53歳)を対象に、飽和脂肪酸が多く含まれる食事と、ヒマワリ油を使った不飽和脂肪酸が多く含まれる食事の2群に分け、食事の5時間後にコンピュータを使って注意力の検査が施行されました。

その結果、飽和脂肪酸食事群では、不飽和脂肪酸食事群に比し、注意力が11%低下していました。また、どちらの群でも、内毒素が多い腸管透過性が高い女性では、注意力が低下しやすい結果でした。

内毒素との関係はまだ明らかではありませんが、いずれにせよ、高脂肪食の摂取は、とくに試験前や大切な会議などの前には食べない方がいいかもしれません。

https://academic.oup.com/ajcn/advance-article-abstract/doi/10.1093/ajcn/nqaa085/5835679?redirectedFrom=fulltext