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肥満手術後の骨折リスク
スイスからの報告です。
3種類の肥満手術(胃バイパス術、胃バンディング術、垂直遮断異形成術)を受けた人と、条件を一致させた肥満者を比較し、術式と骨折リスクの増加を26年間(中央値16年前後)フォローアップしました。
胃バイパス術では、対照群と比べ調製後のハザード比は2.58と最も高く、次に垂直遮断異形成術で2.15、胃バンディング術で1.99と、いずれも骨折リスクの増加が認められました。
日本では、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険適応で、糖尿病や高血圧、脂質異常症の1つ以上を合併している体格指数BMIが35以上の方に限られます。
いずれにしても、術後に安心することなく、長期に亘って管理をしていくことが重要です。