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大腸内視鏡検査はいつまですべきか
大腸癌は多い癌の一つですが、検診では大腸内視鏡が勧められます。しかし、決して楽な検査ではなく、また、何歳まで検査すべきから明らかではありません。
今回、カナダから、75歳以上の高齢者を対象に、大腸内視鏡のリスクに関して報告がありました。本研究では、医療管理データーベースを用いて50歳以上で大腸内視鏡を受けた38069例(平均年齢65.2歳、女性50%)において、リスクが評価されました。その結果、年齢とともに合併症発症率は高くなり、とくに75歳以上ではリスクが高くなりました。その他、貧血、不整脈、うっ血性心不全、高血圧、慢性腎臓病、喫煙歴、肥満があると合併症リスクは高くなりました。
75歳以上の方で、併存疾患がある方は、大腸内視鏡では十分にリスクを考慮し受ける必要があります。
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2767639