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ベジタリアンでは、虚血性心疾患のリスクは低下するが、脳卒中のリスクは高くなる
18年目を超えた前向きコホート研究「EPIC-Oxford研究」の結果が報告された。
本研究では、4万8188人の参加者を対象に、肉食(肉を食べる人)か、魚食(魚は食べるが肉は食べない人)か、菜食(ベジタリアン)かの3つの群に分けて、既往のない新規の心血管疾患の発生が調査された。
18.1年以上の追跡調査がなされた。
虚血性心疾患は、肉食群と比較して、魚食群で13%、菜食群で22%の発生頻度の低下が認められた。
しかし、菜食群では、肉食群に比べ脳卒中の発生が20%増加していた。
今回の解析では、スタチンの使用データーが利用できなかったため、その影響が排除できない。いずれにしても、バランスのよい食事に勝る物はないのかもしれない。