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ビタミンD3は癌と心血管イベントの発症を抑制しない
ビタミンD3の低下は骨粗鬆症や認知症、心血管イベント、悪性腫瘍発症と相関するとされ、積極的な摂取が望まれています。
しかし、1月3日に発表されたアメリカでの研究では、必ずしもよい結果が得られていません。25871人を対象とした無作為化プラセボ対照試験で、ビタミンD3を2000単位/日摂取する群とオメガ3を1g/日摂取する群を二要因デザインを用いて解析しました。観察期間の中央値は5.3年で、心血管イベントは心筋梗塞の発症、脳梗塞の発症、それらによる死亡とし、癌は、いずれの進行癌としています。
一方で、皮膚癌を恐れ極端に日に当たることを避けるのも、骨粗鬆症などのリスクとなり危険です。ビタミンDは日光により活性化されます。普通に日常生活を送ることが望まれます。