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ソフトドリンク消費と死亡率の関係

現在では、ソフトドリンクを飲まない人はほとんどいないかもしれません。とくに人工甘味料を使ったダイエット飲料も増えていますが、健康被害への影響は明らかではありません。今回は、ソフトドリンクと死亡リスクとの関係がヨーロッパ10カ国のコホート研究により発表されました。

集団は451743人に及び、平均年齢は50.8歳、追跡期間は平均16.4年でした。

総死亡率は、一月に1杯未満しか消費しない群を対照とした場合、1日グラス2杯以上飲む群では、ハザード比が1.17倍であり、砂糖を含む群で1.08倍、人工甘味料を含む群で.126倍という結果でした。また、消化器疾患や循環器疾患による死亡率も高くなることが報告されました。

とくに人工甘味料はダイエットに有用だとされる一方で、かえって健康被害、例えば糖尿病の悪化をもたらすことが懸念されています。過剰の摂取にならないように心がけることは大変重要だと考えられます。