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砂糖入り飲料水と発癌リスクとの関係
加糖飲料や100%フルーツジュースの消費量が多い人は、何らかの癌を発症するリスクが高いことが報告されました。
住民ベースの前向きコホート研究でフランスからの報告です。18歳以上、101257人を対象とし、最初の2年間の食事調査に基づき個人の砂糖入り飲料水の消費量を計算し、その後の癌の発症のイベントを追跡しました。平均年齢は42.2歳、観察期間の中央値は5.1年、全体の砂糖入り飲料の平均は1日あたり92.9mL、100%フルーツジュースの消費量は55.8mLで、癌診断時の平均年齢は58.5歳でした。
1日あたり100mLの消費量の増加は、あらゆる癌のリスク上昇がハザード比1.18で、乳癌は1.22でした。前立腺癌と大腸癌は関連は認められませんでした。一方、100%フルーツジュースの場合は、同様に100mLの増加は、あらゆる癌のハザード比が1.18、乳癌が1.23でした。
人工甘味料を含め砂糖入り飲料水、フルーツジュースを常飲することは、肥満、高血圧、2型糖尿病の発症リスクを上昇させるのみならず、発癌を高めるリスクが潜んでおり、注意が必要です。